3月31日(水)
はやい。もう4月?ありえんな。春ですか。ここイギリスはバッキンガムシャー。そりゃ馬も道路を歩きます。半袖でもいけなくもない。ベニスでは凍えそうなほど寒かったけど、一度も風邪をひかなかった。ところが、今の家はかなりぬくぬくしてるのに、よく風邪ひく、体調悪い。
ところで、フォントのいくつかを有料にしてしまった。どんなもんだろ。これでいんだろか。 いいでしょ。

3月30日(火)
きづいたらぜんぜん更新してなかった。まあ、特に書くこともない今日この頃だし、いいか。今日はいい天気です。・・ぐらいしか書くことない。あ、Zuzana Lickoからメールがきてる。そうか・・・。
ところで、このサイトのフォントの一部が有料になります。欲しい人は今のうちに。

3月13日(土)
映画の仕事、やっとやっと終了。おしくもクレジットには載らず・・・、でも感無量です。なかなかいいお金にもなったし・・・。タイトルは「Being Julia」。他にもウェブなど違う仕事が入ってきてるが、また日本帰国延長になりそうなので断る予定。いい加減帰らないと、まじで。
今はフォントを2つ作成中。1つはファミリーにして大作にしたいところ。

3月6日(土)
フォントのページを少し改良してみた。ダウンロード数がだいぶ減ったみたいだ。よかった。やたらとダウンロードされると、Broadband widthの追加料金をはらわなければいけないし。このサイトにきてメッセージも残さずフォントだけ頂きにくる人がとても多いのはなんとなくわかっていたので、それをできるだけ防ぐようにした。やっぱり自分がデザインしたフォントは大事に使って欲しいし、Guest Boardに書き込みしてくれる人はちゃんとつかってくれると思う。
ところで、そろそろ日本へ本帰国になりそうだ。ちょっと気合いいれて帰ろうかなと。日本でデザイナーとして働くかはまだ不明。コンピュータの使える何でも屋にはなりたくないし・・・。どんな形であろうとがんばるしかない。

2月27日(金)
Koshiさんついに帰国。ここで昔からこのサイトを知っている方へGood News。「屈折した俺イズム」復活。でもいまだけ。ではKoshissyより「Buyingはなー、・・・大変だぞ。お前ら、バイヤーになんて・・・あこがれるもんじゃねぇ。」変なキャラ入ってたKoshissyからでした。はい、以上。
確かにバイヤーはきつい。まず、体力的にタフでないといけない。それから、センスやら、流行先取りやら、いろんなことが要求される。大変ですよ。ロンドンにいるとファッション業界で働いている人がたくさんいるけど、みんな嫌になってやめる子がとても多い。表が華やかな業界ほど、裏では反比例してきついってことですかね。
自分は今映画の音楽にちょっと携わっている。映画のバックグラウンドで流れるオーケストレーション。これも寝る時間もないほど忙しい。自分はただ手伝っているだけだが、それでも大変です。でも、大変ではない、そんなにきつくない仕事イコールつまらないってことになるでしょ。

2月23日(月)
ここ最近はMr Koshissyのbuyingを手伝っている。Kilburnのカーブーツセールで掘り出し物を発見。1927年に日本の出版社から発行された本。13ポンド(2600円)。英語だけど、価値がありそう。さっそく家に帰ってネットで調査。こっちではアンティークの本として100ポンド(2万円)の値がついている。これを日本のマニアに売れば・・・。でも誰にも売らないことにした。Battersea Parkのカーブーツセールでは1926年のVogueの鏡。なんと1ポンド(200円)っすよ。なかなかいい買い物だった。

2月15日(日)
イギリスに戻ってきてもう10日もたった。ロンドン郊外に移り、生活もだいぶ落ち着いてきた。とりあえず自分のコンピュータ周りを整えた。今使っているのはPower Book G4で最近Airmac cardをインストールして、Pantherも入れた。簡単にいえば、OSが最新になって、インターネットがワイアレスになったわけだ。ついでにプリンタもスキャナもワイアレスになった。イタリアでは電話線のとどくとこまでマックをもっていってただけに、今の状況がとてもとても快適。てなわけで、前からの念願だったLINKを更新した。

2月11日(水)
イギリスへ帰還。なんだか虚しい。テンションもそうとう低い。いつも低いけど・・。さて・・・何をしようか。仕事を探さないといけない。日本に帰るつもりではいるが、今はまだのる気がしない。エネルギー満タンになってからだな。

2月3日(火)
今日でベネツィア生活終了。・・修了。最後の夜はマルタや友達と一緒にピザを食べて、その後出歩く。やっぱりゴンドラに乗っとかなきゃね、というわけでゴンドラに乗った。普通は1時間80ユーロぐらいするらしいが、夜、停泊しているゴンドラにかってに乗っただけ。べつに漕いだわけではないけど、おもしろかった。
来週からカーニバルが始まる。参加したかったけど・・。なんで今帰るのかって言われるけど、わからん・・・ただなんとなく、帰る時がきたかなと・・。3ヶ月、短いような長いような。どっぷりとイタリアの生活につかって、十分すぎる程いろんな経験をした。自分の生きている間、3ヶ月は一点にすぎないけど、今後とてもおおきな意味を示してくるかと思う。結局最後までベニスが現実じゃないような気がしてくらくらするくらい。ここはそんな力を持っている。
とにかく、お世話になった友達みんなに感謝です。

2月2日(月)
昨夜もまたPRADISOにいく。これだけよく行くと顔見知りも増える。閉店時間が過ぎてから突然ピアノの演奏がはじまった。弾いているのはお客さんらしいがフランス人だ。すごいじょうず。2度と忘れられないような音色を出してる。素晴し。
今夜はエレナの家でパーティ。お別れ会みたいなもんだ。サンドラももちろん参加。彼女のおかげでイタリア生活がはじまった。部屋探しや仕事探し(結局しなかったが)などなどベニスでの生活をいろいろとアドバイスしてくれたり励まされたり怒られたりとまるで兄妹のような人。パーティには自分はワインを持参し、エレナがラザニア・・・みたいなものとティラミスを作ってくれた。コレサイコウ。
彼女たちとは今日で最後。別れはつらいもんだ。またいつかどこかで会えるだろう。

1月30日(金)
ロンドンに帰る日が近づいている。2月4日のフライト。チケットはeasy jetで買って、1ユーロ50セント。ベニスからロンドンまで200円。でも、税金が入るから全部で17ユーロぐらい。それでも2000円。ありえん。ただみたいなもんだ。ちなみに先日いったボローニャは往復で16ユーロ。
今日はよく晴れ渡っている。夕方になって屋上にあるテラスに登る。ていうかよじ登る。立て付け悪くてアクセス禁止になっているらしく、屋根づたいにいくしかない。高いところにあるのでベニスが見渡せる。遠くには海も見えるし、マルゲラといって工場地帯も見える。映画「ブレードランナー」を思い出す。この映画はサイエンスフィクションなのに普通にベニス、とくにリアルトのあたりの人が多いとこを歩いてる時もなぜかこの映画のイメージがでてくる。この前も屋上に登って写真撮りまくったけど、フィルムが回ってなかった。というわけで再びトライ。おれはけっこう夕日マニアだったりする。ってことに最近気がついた。特に旅行にいくと必ず夕日をみようとする。今おもえばナポリにいったときも夕方、太陽を探して迷子になった。おそらく落ちていく太陽がこの世の現象の中で一番美しいと思っているからだろう。人がやさしさやさみしさ、かなしさを一番かんじる時間でもあると思う。今回も日が落ちていく中、オレンジと青のグラデーションが美しかった。

1月28日(水)
昨日はマルタと一緒にボローニャへ。ベネツィアから電車で2時間。けっこう雪が積もっていた。これといってやることはなかったので、ひたすら歩く。お昼は生ハムとモッツァレラのトスカーナ地方名産のPiadinaを食べた。Piadinaとはパンの一種で、インド料理のナンに近い。ボローニャといったらラザニアも有名。そういえば、中田ってボローニャ?パルマか?ていうかまだイタリア?サッカーのことはよくわからない。
おそらくこれがイタリアでの最後の小旅行。最後にはふさわしく、美しく優雅な街だった。
今日のお昼はエレナとエリザの家にいってランチ。エレナは以前ロンドンにも遊びにきたいわば親友。赤ワインとサフランをいれたミラノ風リゾット。でも彼女はサフランが嫌いなので、サフラン抜きのリゾット。でもおいしかった。イタリア来てから食べまくってる・・・。体重計ないからわからないけど、・・絶対に太ったな・・・。

1月26日(月)
久しぶりにBar「Paradiso」にいった。たまたま演奏やっていてかなりいい雰囲気。イタリアでけっこう人気があるレゲエグループのPitura Freskaのメンバーの一人もお客として来ていた。彼らはベニス出身。一人でひたすらビールを飲んでる。ここの客はアーティストやミュージシャンが多く個性的な人がたくさんいる。
ホットワインを買いにカウンターにいった時、おじいさんに赤ワインをいただいた。普通ここで会話がはじまるんだろうけど、おれはほとんどイタリア語が話せない。でも乾杯だけした。おじいさん、ありがとう。席に戻って友達に言ったら、彼はこのバーの創始者らしい。へー。
では、「あなたの今日のディナー、なんですか?」第2回。今日はトマトとナスのスパゲティ。トマトソースはオリーブオイル、ガーリックそしてタマネギをはじめに軽くいため、それからなすをいれて、またちょっと炒める。そして小さめに切ったトマト2個分ぐらいをいれて30分はぐつぐつと煮込む。なすがくずれないようにするのがポイント。塩、コショウ、粉末のペペロンチーノで味も調整する。冬のトマトは少し苦いので砂糖もちょっとだけいれる。今日はオレガノもいれてみた。スパゲティはLinguineといって、普通のよりやや平べったいやつだ。これまたきたー。うまい。うまいうまいうまい。

1月23日(金)
先月にもいったイベント「Standard Player」にまた行ってきた。今日で最後みたいだ。タイトルは「VJ vs VJ」。VJ同士闘っているようなものを見せてくれると思ったら、ただ3人のVJが順番にプレイしただけ。期待しすぎたのが悪かった。1人目・・・はい、最悪でした。とても残念な感じでした。旅行行ったときのビデオらしきものを流し、少しだけ映像をいじってた。ここベニスのビデオも流したり・・・違う・・。音も駄目。2人目。1人目よりはぜんぜんいい。映像の中にいろいろな素材が使われていて、がんばってる感じです。だけど、途中で映像が止まってしまったりとトラブルがあったのが残念。でも、けっこういい。3人目はまさにVJといったかんじ。音と映像がしっかりシンクロしていてうまかった。アブストラクトな映像が中心で音はドラムンなど、のりのり(死語ですか?これ)、ごりごりでした。音といったら、この前友達にCDを借りた。とてもよかったので紹介しませう。Nu NuLAX NuLANがおそらくユニット名でThe Exoticaがアルバムの名前。かなり正体不明の人たち。日本人が中心だと思う。DJ CholaやSatanicpornocultshopなどなど。誰か彼らの正体を知っていたら教えて下さい。ところでこのCD、ジャケットに300 Copy onlyって書いてある。300枚限定・・、だって。

1月22日(木)
昨日は日本の友達から電話があって久しぶりに日本語をしゃべった。口がうまくあかなかった。変な感じ。
ところで、おれはイタリアでいったい何をやっているのか?・・・と今頃になって自分に問いかけてみる。ここを読んでくれている人も気になってる人がいるかもしれない。でも、・・・なんだろう、わかりません。じゃあ、毎日何をやっているのかというと、フォント作ったり、ウェブ更新したり、図書館いったり、散歩したり、友達にあったり、料理したりしてます。最近は日が沈む時間になったらベニスの一番はじにある小さな公園のベンチでぼーっとしてることが多い。そこには自分と同じくぼーっとしてる人がいる。だいたい老人だけど。自分も老後の生活を送ってる感じ。イタリアにきた理由の一つに料理の腕をあげることがある。ちなみに今日のディナーは、かぼちゃのパスタ。作り方はバター、みじん切りにしたタマネギ、皮をとったかぼちゃの順に入れて軽く炒めます。それから、塩、こしょう、赤ワイン。量は全て適当。そして、ベジタブルストックを溶かしたお湯を少しずついれて、かぼちゃが完全に溶けるまで煮込む。これでソースの出来上がり。ソースが完全に出来上がる前にお湯をたっぷり湧かして、湧いたら塩を入れて、パスタをいれる。食べる前にみじん切りにしたルッコラとパルメザンをかけた。うまい!これやばい。以上、これが今日のディナー。パスタの作り方は基本は同じだけど、毎回作り方も入れるものも違う。うまければなんでもありだと思う。バターじゃなくてオリーブオイルでもいいし、バジル入れてもいい。赤じゃなくて白ワインでもいいかも。冷蔵庫に何があるかでその日のディナーが決まる。ちなみにこのパスタは、以前友達がカボチャのリゾットを作ってくれて、それを自分なりにパスタにアレンジしたものです。

1月19日(火)
昨日はビエンナーレの跡地の公園にいってきました。ドアが閉まっていて入れないようになってるけど簡単に入ることができる。入ろうとしたそのときに旅行者であろうワイルドな日本人バックパッカー登場。『ここ入っていいんすかね?』と日本語で話しかけられた。入っていいものかどうかまったくもって確かじゃない。ていうかドアが閉まってるということは、入ってはいけないってことだろう。でも、『ぜんぜん大丈夫ですよー』とおれ。どうやら彼も中に入りたいらしい。『あ!関係者の方ですか?』と彼。『いや、違いますけど』とおれ。そして彼も一緒になって入ってくる。敷地内を少し一緒に話しながら歩いた。『スカパラのチケットブースみたいの探してるんですよ』。は?この人何言ってるんだろう・・・。・・スカパラってあのスカパラ?・・・チケットブース??と思ったけど口には出さなかった。聞き間違えたかもしれないし。・・・状況からいってアーティストの作品だろう。でも・・・もうビエンナーレ終わってるんだけど・・・。そして『じゃ、自分はここで』って、え?どこ行くんだ?彼はきえていく。まあ、誰にも見つからないように。自分は実際目的があった。まだこの敷地内には作品ではないが、それに近いようなものが残ってる。それを拾いにきた。あった!鳩の彫刻。たくさんある。2つお持ち帰りして部屋に飾っています。

1月15日(木)
水の都からこんにちは、ティーワットです。
最近、インターネットの接続ができないときがある。なぜか・・・。普通のモデムでの接続。かなり遅い。しかも、1分ごとにお金がかかる。それでも、がんばって更新してます。このサイトのHOMEにあるImage No. 28, 29, 30は全部アップするのに3, 40分かかったけど・・。日本ではブロードバンドがほとんど?だろうか。うらやましい。
ところで、フォントをダウンロードしたらどのフォントを落としたかをBoardに書いてもらうことにしました。今後のフォント作りの参考の為にどんなフォントが人気あるのか知っておきたいなと。「フォントいただきました!」だけじゃ、自分にとってあまり意味ないことにきずいた。みなさん御協力お願いします。

1月12日(月)
この前撮影してた映画は「The Merchants of Venice」というらしい。日本語だと「ベニスの商人」になるだろう。アルパチーノが主役。ベニスでの親友でありフラットメートのルカがエキストラとしてバイトにいった。タクシー(ボート)に乗ってる場面で、ユダヤ人の役でアルパチーノの隣に座ったらしい。でも、彼はあまりフレンドリーではないみたいだ。やはり大物の俳優はそんなもんだろう。というか・・・アルパチーノといわれても、名前は知ってるけど顔が思い出せない。映画は好きだけど、俳優にかんしてはまったくもって詳しくない。God fatherにでてた?わからない、忘れた、どうでもいい。

1月8日(木)

ヒッチコックの映画「Trouble with Harry」を見た。いい!昔の映画特有のわざとらしさもよかったりもする。映画といえば、先日映画の撮影をやってた。そして今日は友達がエキストラのバイトでその映画の撮影に加わった。1日80ユーロ貰えるらしい。自分も参加したかったけど、ひげをはやしたイタリア人限定だったので無理だった。ひげないし日本人だし、無理にきまってるか。映画のタイトルは忘れたけど、何十年か前にベニスに住んでいたユダヤ人の話。彼らはベニスの一部の地域に限定されて住まわされてた。その場所はGhettoという名前でいまでもいちおうユダヤ人の地域とされている。
有名な俳優もでてる。名前聞いたけどすぐに忘れた。いつでるかわからないけど、この映画を見るのが楽しみだ。

1月5日(月)
いっそう寒くなったベニス。家から出るのが億劫なのでテレビやビデオ、DVDでよく映画を見る。先日深夜テレビで日本の映画がやってた。1932年に作られたやつで、タイトルは忘れたけど、なんと無声映画。音なし。ちょこちょこと台詞があらわれて、映画というよりも小説に映像を付け足したようなものだ。これはおもしろい!って思って見てたんだけど、15分で飽きた。やっぱり音がないと単純につまらない。でも、こんな映画を流すとは、イタリアもやるもんだ。ビデオでは「SALO O LE 120 Giornate di sodoma」。Pier Paolo Pasolini監督のイタリア映画。これは、すごい、すごすぎる。簡潔にいえば、人間の根本的な性の解放もしくは破壊。日本でも見れるんだろうか。イタリアでは重要な作品と言われてみたんだけど・・・。確かに重要というのはわかる。この映画の善し悪しは別としても・・・これやべー。あとはキューブリックの「Shining」、Mel Brooksの「Frankenstein junior」など古めの映画が多い。最近の映画では階下に住んでいる人にもらった「千と千尋の神隠し」。普通によかった。

1月4日(日)
2004年になってしまった。10年前は1994年、つい最近に感じる。100年前は1904年、どうでもいいんだが。2014年にはいったい自分は何をしてるんだろう。3004年は世界はどうなってるんだろ。光の速さで何年か宇宙旅行して地球に戻ってくれば1000年後の地球も見れる。
大晦日はパーティいって、その後、年が明けてから2時頃サンマルコ広場にいってみた。ここは東京の明治神宮(?)、ロンドンのトラファルガースクエアーのように人が集まりカウントダウンするようなとこ。来年の年越しは日本の家でゆっくりみかん食べたり、年越しそばを食べながらむかえたいものだ。

2004年1月1日 元旦


あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

今年もがんばります。

過去ログ